SearchWPで全角スペースが区切りに使えるようになった

Mozilla

SearchWP[en] 0.5.5がリリースされ、単語の区切りに全角スペースを使えない問題が正式に修正された。変更履歴は次の通り（Nは新機能、Bは不具合修正）。

SearchWP 0.5.5 (Dec. 18, 2005)
N Integration of the Japanese translation (Thanks to Yukichi Kamata).
B The two-byte space character is now recognized as a separator character (Thanks to Yukichi Kamata).

Yukichi Kamataさんが日本語訳の提供や全角スペースの問題を指摘してくれたようだ。私は気になりながらも言語と技術の壁の前でもじもじし、作者と連絡取れずにいた。とても有難い。
全角スペースを区切りに使う為の修正箇所をファイル比較ソフトで調べてみたら、termsUtil.jsファイルに2箇所あった。1つは以前このブログで言及した箇所、もう1つは101-105行辺りだった。とにかくよかった。

Firefox 1.5リリース

Mozilla

出遅れましたが、記念かきこ。Firefox 1.5がリリースされました！
Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:1.8) Gecko/20051111 Firefox/1.5。

気持ちを新たにプロファイルも作り直してインストール。利用中の拡張機能は大方1.5に対応されてて良かった。よく使うSuper Drag＆Goの更新がないのは気になる。Firefox 1.5 への移行は朝顔日記の記事が参考になる。デフォルトの検索エンジンがYahoo! Japanに変わってる。今までの慣れもあるのでデフォルト検索エンジンを Google に戻す方法もメモメモ。

特に嬉しかった10の変更点（1.0.xから1.5）

  • タブを解放したときのメモリリークの修正
  • 検索プラグインをプロファイルフォルダに保存
  • 個人情報を簡単に消去できる機能
  • パスに日本語を含むローカルファイルを開けないバグの修正
  • ドラッグ＆ドロップによるタブの並べ替え
  • タブメニューからすべてのタブをブックマーク
  • ロケーションバーからライブマーク
  • サイト毎のスタイルシート @-moz-document
  • ブックマークのバックアップ
  • 日本語のフォントは最初からゴシック

東京都の図書館 蔵書横断検索のFirefox用検索プラグイン

Mozilla

東京都の図書館 蔵書横断検索は都内公立図書館の蔵書を一度に検索できて便利です。この横断検索をFirefoxの検索バーから利用できる検索プラグインを作ってみました。

ダウンロード

//www12.ocn.ne.jp/~kasten/plugin/TokyoLibOpacA.png" alt=""> 東京都の図書館 蔵書横断検索（著者名から検索）:TokyoLibOpacA.src、TokyoLibOpacA.png
//www12.ocn.ne.jp/~kasten/plugin/TokyoLibOpacT.png" alt=""> 東京都の図書館 蔵書横断検索（タイトルから検索）:TokyoLibOpacT.src、TokyoLibOpacT.png

導入方法

  1. 検索プラグイン（srcファイルとpngファイル）をダウンロードする
  2. 検索プラグインをsearchpluginsフォルダへコピーする

searchpluginsフォルダはFirefoxをインストールしたフォルダにあります（参考：検索エンジンを入れる場所の一例）。Firefox1.5ではプロファイルフォルダにもsearchpluginsフォルダを配置できます。
検索プラグインを削除したい場合は、Firefoxを終了し、searchpluginsフォルダから削除します。

検索対象図書館を増やすには

蔵書横断検索では検索対象の図書館が沢山（都立3館+47市区町村）あります。利用しない図書館まで検索対象に含めると検索時間がかかり不便です。その為、初期状態では検索対象図書館を都立図書館3館のみにしてます。検索対象図書館の追加/削除は以下の方法でできます。利用状況に合わせて変更して下さい。

  1. 検索プラグインの本体（srcファイル）をエディタで開く
    50〜155行目に検索対象図書館が並んでいる
  2. 検索対象に含めたい市区町村は、行頭の「#」を削除する
    検索対象から外したい市区町村は、行頭に「#」を追加する
  3. 変更を保存し、Firefoxを起動する

作業例：54行目行頭の「#」を削除して、新宿区立図書館を検索対象に加えたところ

検索プラグインの本体（srcファイル）では「#」の行がコメントになります。これを利用し、検索対象図書館を追加/削除していきます。

動作確認

Windows XP Home SP2 + Firefox 1.5 RC3

2005-12-22追記

  • 検索対象図書館に小金井市を追加しました。

JavaScriptにより開かれるウィンドウ

Mozilla

Firefox 1.5 RC1で気になる事がある。シングルウィンドウモードに設定してるのに、時折新しいウィンドウが開かれる。例としては、無印良品ネットストア[防沫充電ラジオ]で「商品拡大画像を見る」をクリックしたときとか。Firefox 1.5 beta2までは新しいタブで開いた。どうやらFirefox 1.5 RC1での修正によるもの。

* 313300 - 設定「browser.link.open_newwindow.restriction」の初期設定を 0 から 2 へと変更 ("Force links that open new windows to open in... new tabs" としても、幅や高さなどの指定がされたwindow.openで開かれるものには影響しないようになる)。

「browser.link.open_newwindow.restriction」は、JavaScriptにより開かれるウィンドウの設定で、値は3つあるようです。

  • 0: すべてのwindow.open()をタブで開く
  • 1: window.open()はウィンドウを開く
  • 2: window.open()の第3引数 (ウィンドウサイズやツールバーの表示・非表示指定) があるものはウィンドウで開き、無いものはタブで開く

新しいウィンドウが勝手に開くのは嫌なので、about:config から browser.link.open_newwindow.restriction の値を 0 に戻した。2の方が便利なのかな。いかがですか？

Firefox 1.5 RC1 リリース

Mozilla

各所で既報ですが、Firefox 1.5 RC1 リリースされました。年末リリース予定の Firefox 1.5、その最初のリリース候補。日本語版も同時に公開されてる。一般ユーザ向けの製品でなく、テスト目的に限った利用のみ。
拡張機能の多くがまだ1.5RC1に未対応ですが、Nightly Tester Toolsで臨時に互換性を持たせ、利用しはじめました。UAは、Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:1.8) Gecko/20051025 Firefox/1.5
Firefox 1.0のリリースが去年の11/9。もうすぐ1年ですね。この頃に比べると、最近のFirefoxはきびきび動作するし、タブやオプションなどの使い勝手もいい。Firefox 1.5のリリースが楽しみ。

SearchWPで単語の区切りに全角スペースを使うには

Mozilla

SearchWP[en]はFirefoxの検索バーからページ内検索やハイライトができる拡張機能。ツールバーにボタンを2つ（HighlightとTerms Toolbar）加えるだけで使える。複数の単語を別々にページ内検索で使えたり、前に検索（Shift+クリック）や大文字小文字の区別（Ctrl+クリック）もできて便利。
一つ困った事に、デフォルトでは単語の区切りに使えるのが半角「 」「+」「(」「)」「"」のみ。全角スペースを使えない。日本語で検索する際、単語の区切りに半角スペースを入力するのは手間がかかり不便だ。2005-12-28追記：SearchWP 0.5.5から全角スペースも単語の区切りに使えるようになった。

全角スペースを単語の区切りに使えるように改造する

実はSearchWPのファイルを一行修正すると、単語の区切りに全角スペースを使えるようになる。今回はその紹介。

必要な道具はZIPを扱える圧縮・解凍ソフトとUTF-8を扱えるエディタ。作業例では、SearchWP 0.5.2、圧縮・解凍ソフトは7-Zip、エディタはサクラエディタを使った。7-Zipを使うと拡張機能で使うxpiファイルやjarファイルの中を直接編集できる。名前の変更や解凍・圧縮の手間が省けるのでおすすめ。（参考：朝顔日記 - 7-zip File Manager で xyzzy を使う）

作業1 termsUtil.jsの場所

修正するファイルは「termsUtil.js」、これをエディタで開く。場所は以下の通り。

SearchWPをインストール済みの場合
プロファイルフォルダ/extensions/{3e270ac3-8936-43fb-ad20-b4685172a83d}/chrome/searchwp.jar/content/termsUtil.js
インストール前のxpiファイルの場合（xpiファイルは
//addons.mozilla.org/extensions/moreinfo.php?application=firefox&category=Search%20Tools&numpg=10&id=376">Mozilla Updateでダウンロードできる）:searchwp-0.5.2.xpi/chrome/searchwp.jar/content/termsUtil.js

xpiファイルやjarファイルはZIPで圧縮されている。7-Zipだと普通のフォルダのように開ける。開けない場合は、拡張子をzipに書き換えて解凍する。

作業2 termsUtil.jsの修正

「termsUtil.js」を開いたら、78行目あたりにある次のコメントを探す。

// these characters do not occur on the search term buttons,
// except in quoted phrases

このコメントの上に次の一行を追加し、UTF-8形式で保存する。

case String.fromCharCode(12288):


保存後エディタを閉じると、7-Zipから「書庫を更新しますか？」と聞かれるので「OK」を押す。xpiファイルやjarファイルを解凍した場合は、ZIPで圧縮しなおし、元の拡張子に戻す。
JavaScriptに追加した1行は、Stringオブジェクトが文字列、fromCharCodeメソッドがISO Lathin 1文字コードを文字に変換、12288がISO Lathin 1文字コードで全角スペースです。作業の大まかな意味は、Terms Toolbarに現れない単語の条件に全角スペースを加えた、というところ。

作業3 Firefoxを起動する

SearchWPをインストール済みの場合
Firefoxを起動すると、単語の区切りに全角スペースを使えるようになる。
インストール前のxpiファイルの場合
修正したxpiファイルをFirefoxにインストールする。Firefoxを再起動すると、単語の区切りに全角スペースを使えるようになる。

参考になりました

//www.geocities.jp/kitaro_ja/ff_google/googlebar.html">Firefox用Googlebar:元ネタはここのGooglebar「ちょっと改造」。それをSearchWPに直接応用できた。

「紙copi」などIEコンポーネント利用のソフトに脆弱性

「ネタの種」「紙copi」などIEコンポーネント利用のソフトに脆弱性があるとのこと。紙copiを利用中だが、この現象を回避した修正版が公開されたので、それに入替えた。
紙copiはWebページの取り込みが便利で買ったが、今はテキスト編集や管理が便利で使っている。Webページの取り込みではFirefoxとの連携や編集後のソースにやや難があり、今この用途ではScrapBookを使ってる。